…昨年に続き、第82回水彩連盟展の案内状をいただき、楽しく拝観させていただきました。
又同時開催、東海伝統工芸展、その他(中部自由美術展)を鑑賞しました。
受賞作品を中心に掲載しました。当ブロブが作品の鑑賞に少しでもお役に立てば幸いです。
第82回水彩連盟展
愛知県美術館ギャラリー(2023/4/25~4/30)
・・・水彩連盟は1940年発足以来、表現の可能性を求め、
水彩画アートシーンのトップランナーとして走り続けています。(同連盟パンフレット)。
今月17日まで東京の国立新美術館をで開かれていた本展出品作480点の内、東海三県の会員らを中心に140点を展示。
第82回水彩連盟展、作品紹介。
会員作品
尾中真理:’23 標Ⅰ
坂本冴子:時の記憶
文部大臣賞
樋口三千代:一途に咲く
東京都知事賞
長田香代:宙
SOMPO美術鑑賞
村上真由美:Waiting room
小堀 進 賞
遠山治代:私説雷神図
春日部たすく賞
立花大聖:聖者の行進
荒谷直之助賞
高澤郁子:花物語
滝田 浩 賞
深牧君代:Endress Journey
会員賞
佐藤貴子:回 帰
吉田征輝:
準会員賞
杉本登三恵:時流の中で
準会員優優秀賞
水谷律子:廃荒
藤田美智子:望 郷
茂木公子:世界のどこかで C
準会員奨励賞
十時宏之:縄文ファンタジー
平野順子:ひとり
船山文子:漁港の夕暮れ
水彩連盟賞
石橋いちろう:蔦
奨励賞 日美賞
大蔵睦郎:軍艦島
会員推挙
天野春日:不確かなものたちⅡ
斎藤和美:森に還る日-華-
佐藤恵利子:
白井康雄:混 滝 Ⅰ
杉本登三枝:
園田ゆかり:共存 2023-1
髙木房枝:刻を越えて
田中美和子:想
谷口裕子:声を聞かせて
準会員推挙
浦川勢子:想い Ⅱ
清水 浩:道
鈴木喜雄:狐の窓
成岩唯史:少年の日の思い出
新聞記事
第82回水彩連盟展の巡回展「中日新聞社共催」が25日、名古屋・県美術館ギャラリーで始まった。30日まで。
今月17日まで東京の国立新美術館をで開かれていた本展出品作480点の内、東海三県の会員らを中心に140点を展示。
透明水彩絵の具による軽やかな雰囲気のものから、水溶性のアクリル絵の具を用いた重厚な趣のものまで幅広い作品が並ぶ。
特別賞(SOMPO美術鑑賞)に選ばれた三重県四日市市の村上真由美さんの「Waiting room」は、
現代若者たちの姿をモチーフに、その心の中をのぞくような心象性豊かな作品。
優秀賞を得た一宮市の水谷律子さんの「廃荒Ⅰ」は、被が差し込む廃屋の風景を光と陰のコントラストを生かし、巧みに描写した。
連盟愛知支部長の小沢一さん(59)=西尾市=は「現代の水彩は、油絵のような作品まで実に多彩。
多様な表現を味わってほしい」と話した。(2023/4/25日、中日新聞)。
東海伝統工芸展
愛知県美術館ギャラリー(2023/4/15~6/18)
・・・陶芸、漆芸などの秀作がそろう東海伝統工芸展(日本工芸会、中日新聞など主催)が、
名古屋・栄の県美術館美術館ギャラリーで開かれている。4月30日まで。
新聞記事
東海4県の作家を対象にした公募展で54回目。
染色や人形、金工などを含め148点の応募があり、入選作など114点を並べた。
人間国宝の鈴木蔵さん(岐阜県多治見市)の茶陶、土屋順紀さん(同県関市)の帯地を含む招待作家22人の作品も1点ずつ展示した。
最高賞の日本工芸会賞に輝いた愛知県立美術大准教授小枝真人さん(49)の「染付深鉢 細魚」は、どっしりとした姿の深鉢に、
スピード感を醸すサヨリの群れを描き、重厚さと品の良さを両立させた。
同県理事賞に選ばれた岐阜市の遠山尚子さんの「糸目友禅着物」は、
三重県桑名市のナガシマスパーランドのジェットコースター「白鯨」を題材にモダンな友禅に仕上げた。
同会東海支部幹事長の名倉鳳山さんは「元々東海で暮らす作家と、他地域から移ってきた作家が交じり、
この地域では新しい伝統の形を作り上げている。その姿を感じ取ってほしい」と話した。(2023/4/27日、中日新聞)。
受賞作品(一部)、その他
日本工芸会賞
愛知県知事賞
静岡県教育委員会教育長賞
東濃信用金庫賞
青街図鉢「河岸町町」、宮下 陽
その他(1)、第74回中部自由美術展
愛知県美術館ギャラリー
中部自由美術協会について
・・・中部自由美術の目的及び構成員は自由な視野に立ち、新しい活動を推進しようとする、
愛知、三重、岐阜、近県に存在する有志をもって構成する美術団体です。
今回は、木版画作品2点を記載しました。
木版画作品:大澤啓三
その他(2)、第29回水彩連盟中部展
愛知県美術館ギャラリー8F
愛知美ギャラリー8F
- 開催場所:愛知県美術館8F、名古屋市東区東桜1丁目13-2。TEL052-971-5511
- アクセス:地下鉄東山線・栄。
- 開催時間: AM10:00~PM6:00(最終日はPM4:00迄)。
尾中真理:’23 標Ⅰ
坂本冴子:時の記憶
稲石礼子:刻
第82回水彩連盟展、その他のまとめ
・・・今年もコロナ禍の状況を乗り越え、昨年に続き大勢の作家さんが出品されました。
毎年、新たな作品に挑戦している作家さんのエネルギーを感じます。
近年の文化活動に於きましては、全国的に構成員の高齢化がすすむ問題を抱えながらの活動を余儀なくされています。
作家さんそれぞれが環境健康などと戦いながら、他には見えない苦労を抱えながらの出展活動に敬意を表します。
今年も皆さまの作品から創作する情熱を強く感じパワーをいただきました。
私も木版画作品を通じて出展活動を続けたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。