アート

第34回 東友会・絵画クラブ展:展示作品紹介、その他

 

・・・東友会・絵画クラブは、今年より新会場にて開催することになりました。

ご多用中とは存じ上げます場、丸の内方面へお越しの節はご高覧下さいますようご案内申し上げます。

第34回 東友会・絵画クラブ展

  • 開催期間:令和5年3月27日(月)~3月31日(金)。
  • 開催時間:AM11:00~PM4:00(最終日PM3:00)。
  • 開催場所:三菱UFJ銀行OB会事務所内施設。
  • 所  在:東京都千代田区丸の内2-5-2三菱ビル3F

・・・東友会・絵画クラブ展は、旧東海銀行出身者のOB会(東友会)に所属し、

東京地区で生まれた文化的な絵画趣味を楽しんでいる会員による作品の展示会であります。

こうした趣味を通して、第二の人生を過ごしている出展者の交流の場でもあり、さらには来場者を含めた集いの場でもあります。

今回の出展者は9名です。油彩画・水彩画・水墨画・木版画の作品を楽しんでいただければ幸いです。

作品紹介

・・・出品者9名の作品を、油彩画・水彩画・水墨画・木版画の順に紹介します。

作品を楽しんでいただければ幸いです。

油彩画

伊藤清一

題名:海女の古道(油彩・20号)

コメント

当絵画クラブの誇る、油彩画のスペシャリスト。

作品を観ていると、自然に作品の中に引き込まれ自分の周りに次の光景が浮かびます。

海女の住む家と海との往復できた古道、その両脇に生い茂る雑草。

古道の奥には彼女たちの生活の糧を得る海が存在します。

画面の中に感じる陽だまりは、海女が引きついだ代々の歴史を見てきた古道を温かく包んでいます。

難しいロケーションんながら、「海女の古道」の物語を絵画で見事に表現されています。

駒沢和子

題名:シクラメン(油彩・8号)

 

水彩画

相原孝雄

題名:スワンと望む妙高山(水彩・F6号)

作者コメント

遠くに臨む妙高山。手前は、野尻湖に浮かぶスワン型の観光船。

長野県上水内郡信濃町にある野尻湖に、絵画仲間20名参加の合宿で制作しました。

<野尻湖>

ナウマンゾウ化石や旧石器時代の遺物が出土する湖として知られており、発掘調査が行われています。

湖沼水質保全特別措置法指定湖沼。天然湖で、妙高高原、黒姫高原とともに妙高戸隠連山国立公園に指定されています(ネット検索)。

 

小池秀次

題名:秋と茅葺屋根の古民家(水彩・F4号)

作者コメント

広島県安芸郡(あきぐん)熊野町の茅葺屋根の古民家を描きました。

古民家や茅葺屋根、庭に植えた枝垂れ桜にはノスタルジーを感じます。

<熊野筆>

熊野筆とは、広島県安芸郡(あきぐん)熊野町で作られる筆の総称です。

現在では、毛筆、画筆、化粧筆のいずれも全国一の生産量を誇ります。

 

坂田徳雄

題名:京都・高瀬川(水彩・F6号)

コメント

京都の中心部と伏見を結ぶ物流用の運河、高瀬川。手前の松を通して、酒樽を運ぶ高瀬船が描かれています。

酒樽を運ぶ高瀬舟と、陽の光を反射した運河の表現が巧みに描かれています。

<高瀬川>

江戸時代初期に角倉了以・素庵の父子によって開削された運河。

京都市内の東側を流れる鴨川のすぐ西側を平行するように南北に流れる京都・伏見間の運河。

高瀬川の名称はこの水運に用いる「高瀬舟」にちなんでいる(ネット検索)。

 

藤田智久

題名:奥入瀬(水彩・F6号)

作者コメント

十和田市の景勝地、奥入瀬(おいらせ)渓流。新緑に包まれる森の中、

たくさんの岩に水しぶきを上げる十和田湖からの清流を描きました。

秋になると紅葉も素晴らしい、紅葉は黄色が主。冬の雪景色もまた興味深い大好きな場所です。

<十和田湖>

青森県十和田市と秋田県鹿角郡小坂町にまたがる湖。

日本の湖としては、最大水深は326mで第3位、面積では12番目。

東岸には奥入瀬川があり、北東に約14kmにわたり奥入瀬渓流が延び、約20km北には八甲田山が位置する(ネット検索)。

 

本井孝至

静物(汚れたバケツ、ビン、電球)(水彩・F6号)

コメント

当絵画クラブでは最高齢。水彩絵画キャリア及び静物描写力においてナンバーワンの存在。

静物画でありながら、個々の対象はいつも生命力にあふれており、作品からパワーをいただいております。

OB会は必然的に高齢者の集まりとなりますが、最高齢者の若々しい作品は、貴重な財産であります。

 

水墨画

村田年彦

古寺山門(水墨画・53×45cm)

作者コメント

東村山市の旧青梅街道沿いに、昔の面影を残した丘陵地帯が存在します。

その一帯は、手つかずの自然の中にいくつかの古寺が残されている気に入りの散策コースです。

散策時、木々に覆われた名もないお寺の山門の佇まいに惹かれ、この度の作品としました。

当絵画クラブの誇る、墨の濃淡を熟知した水墨画の達人。墨の濃淡を駆使した遠近感抜群の作品。

遠くの山門とその奥の表現、近くの松葉一本一本における精密な表現。巧みな筆遣いに感心します。

青梅街道

<青梅街道はどこからどこまでか?>
東京都が通称道路名として定めている青梅街道は、靖国通りの終点の新宿区歌舞伎町の新宿大ガード西から、奥多摩町留浦の山梨県境に至る延長73kmの東西方向の道路です。
<青梅街道の名前の由来は?>
青梅街道は江戸時代のはじめ、江戸城を造り直すときに、青梅の成木(なりき)や小曽木(おそぎ)から御白土(おはくど)(石灰)を馬で運ぶために使われた道 成木道、御白土街道とも呼ばれました。

木版画

藤﨑増男

題名:JOINT16-3(木版画・57×39cm)

作者コメント

従来、写実的に「信長塀」(築地塀)を題材としていました。その後、抽象表現にトライした最初の作品です。

<信長塀>

織田信長が、桶狭間の戦で「戦勝祈願成就の奉納」として熱田神宮に寄贈した築地塀(日本三大塀の一つ)。

 

その他

第 34回東友会・絵画クラブ出品者

・・・2023年3月24日、第34回東友会絵画クラブメンバーは、東友会東京事務所内施設(三菱ビル3F)にて搬入作業をしました。

写真(2023/3/24):前列左から、村田年彦・本井孝至・相原孝雄。後列左から、藤田智久・小池秀次・藤崎増男・伊藤清市・坂田徳雄のメンバー。

 

新会場:三菱UFJ銀行OB会事務所

・・・第34回東友会絵画クラブ展は、東友会東京事務所内施設(三菱ビル3F)にて開催されます。

  • 開催場所:三菱UFJ銀行OB会事務所内施設。
  • 所  在:東京都千代田区丸の内2-5-2三菱ビル3F
写真:(左端)東京駅、(中央)郵政ビル、(右隣)三菱ビル(=白いビル)、(右端)旧丸ビル。

 

第34回 東友会・絵画クラブ展のまとめ

・・・今回第34回は、9名のOB会員の参加を得て新会場(三菱ビル3F)にて開催されます。

「東友会・絵画クラブ」は旧東海銀行OB同士の東京地区における貴重な交流の場となっております。

又ご来場の皆様には、楽しみながらご覧いただきご歓談など頂けましたら幸いです。

「東友会・絵画クラブ」一同御礼申し上げます。最後までご高覧頂きありがとうございました。