・・・二人展のコンセプトは、自然とのふれあいがメインテーマです。
地元一宮の絵を愛する、羽根邦明・由子ご夫妻により、画廊喫茶”四季”にて毎年開催展示されています。
第30回 二人展(水彩・パステル・木版画他)
第30回 二人展に寄せる思い
…毎年ご夫妻で30年間、毎年続けて作品を展示するだけでも大変な努力が必要なのは明らかです。
ここからは、奥様が二人展に寄せる思いをお話しくださいましたので掲載します。
「実は、主人に肺と肝臓に癌が見つかったのは3年前でした。
その後、治療のために検査・入退院を繰り返し気持ちも沈んだ毎日が続きました。
2年ぐらい前から症状もようやく少しづつ落ち着いて来て、近くにぼちぼちスケッチに出かけられるようになりました。
今回の展示が危ぶまれる状況の中、ぜひ続けていきたいという強い気持ちが二人にあったので何とか乗り越えられました」。
第30回 二人展の作品紹介
・・・今年の作品は合計26点(ご主人は、パステル画・水彩画他の作品11点。奥様は、木版画作品15点)。
ご主人(羽根邦明)は、パステル画・水彩画他の作品 11点
<画廊喫茶”四季”、入口側右壁>
<同、右壁>
<同、正面右壁>
奥様(羽根由子)は、木版画作品15点
・・・作品のどこかに猫が顔を出しています。
どこに潜んでいるのでしょうか?探すのを楽しみにしているファンも多い。
<同、正面左コーナー>
マイウェイ(文字詳細)
私には愛する絵があるから 信じたこの道を
私は行くだけ すべては心の決めたままに♪。
スイトピー(文字詳細)
「おはようございます 絵ごころのある人は良いね。そんな人にもらってほしいわ」
自転車に乗ったその人は 摘みたてのスイートピーをかごから無造作につまみあげ数本渡してくれた。
私も絵を描いて楽しめたら良いんだけど・・・・」ぱーっと春が広がった。
花屋のそれとは違ってリズム感のあるスイートピーとの出会いだった。
<同、正面左壁>
<同、左壁>
<同、入口壁>
<種田山頭火:明治15(1882)~昭和15(1940)>
俳人:荻原井泉水に師事して『層雲』に属したが,1925年に出家,翌年から漂泊の旅に出た。
小郡の其中庵,松山の一草庵など各地の草庵に転住し、自在闊達な心境を句作に託しながら、
全国行脚を死にいたるまで続けた。句集『草木塔』 (1940) がある(ネット検索)。
<種田山頭火の銅像か?>
愛知県刈谷市野田町の住宅街の空き地角に、種田山頭火なる銅像が立っているとのうわさ。
各地の銅像を取り上げるTV番組で、制作者の近藤哲夫氏にインタビューしたところ、下記判明。
銅像は、1997年制作の同じく俳人・尾崎放哉(おざきほうさい)>でした。
尾崎放哉:明治18(1885)~大正15(1926)>。代表作:咳をしても一人(三・三・三の句)。
写真:今日の日はさようなら♪。・・・(歌詞)空を飛ぶ 鳥のように 自由に生きる
今日の日は さようなら またあう日まで
信じあうよろこびを 大切にしよう
今日の日は さようなら またあう日まで♪。
<最後に暑中見舞いのご挨拶を申し上げます>
画廊喫茶”四季”
・・・モーニングサービス発祥の地として名高い一宮、その中心街本町商店街南端に位置する画廊喫茶”四季”があります。
無料の画廊喫茶としても絵画愛好家にはありがたく貴重な存在として地元民に愛されています。
モーニングサービス発祥の地
・・・愛知県の喫茶店は、コメダ珈琲店他全体的にモーニングサービスが充実しています。
愛知県三河地区もモーニングサービスが充実しております。その中でも一宮が発祥の地として知られています。
午後のサービス
・・・画廊を訪れたその日は、朝からの豪雨で名古屋からは雨も下火になった午後に家を出かけました。
しかし不安は的中!一宮駅に近づくに連れ雨脚が強くなり、豪雨の中列車は午後3時ごろ駅に到着。
強い雨脚にズボンもびしょぬれになりながら、駅から徒歩10分ほどで画廊喫茶”四季”につきました。
画廊喫茶”四季”の店内は、広々とした座席の配置とシックなトーンで落ち着いた雰囲気に自宅に着いたような安心感を覚えました。
展示無料の画廊喫茶”四季”
・・・落ち着いた雰囲気の無料の画廊として絵画愛好家にもありがたく、貴重な存在として地元の人々に愛されています。
画廊の利用希望者は、2~3年ほど先までほぼ埋まっているほどの人気ぶりです。
丁寧な接客とサービス精神の塊のようなご夫婦が経営しており、その日も雨天にもかかわらずにぎわっていました。
長年地元の人々に親しまれる喫茶店と画廊を兼ねた、貴重な有難い存在を感じました。
第30回 二人展と画廊喫茶”四季”のまとめ
・・・地元一宮の絵を愛する羽根邦明・由子ご夫妻が、今回で第30回二人展を開催されました。
羽根ご夫妻の絵を通した強い絆と展示会場を提供くださった画廊喫茶”四季”のご夫妻の地元愛、
この両ご夫妻のコラボが、毎年欠かすかとなく続いて、第30回「二人展」の開催を実現したと確信しました。
展示会場を後にする時は雨もあがりました。深呼吸をした後、駅に向かう足取りは軽く満ち足りた気分でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
新聞記事編、二人展続けて「生きていく」
「一宮の羽根さん夫妻 毎年絵を掲げ30回目」との見出しで中日新聞尾張版に掲載されました。
記事要約
夫妻で絵を描いている一宮市新生の羽根邦明さん(76)と妻由子さん(75)の「二人展」が13日まで、同市本町四の画廊喫茶四季で開かれている。
1993(平成5)年から欠かさず続けてきた「二人展」は今年で30回目。
由子さんと出会い、絵を始めた邦明さんはこの間、死の淵に立たされたこともあったが、
「二人展を続けたい」という強い思いで困難を乗り越えてきた(下條大樹記者)。
以上、新聞記事を追加記載いたしました。
追伸:前回の二人展及び画廊喫茶”四季”の記事は、二人展(パステル・水彩・木版画)画廊喫茶 四季。繊維の街一宮市。モーニングサービスと愛知県。
を参照いただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。