・・・「第3回 世界ねこアート コンクール展」が、名古屋市中区大須で開催されましたので、紹介します。
＜ご参考＞世界ねこの日と名古屋まるはちの日が同じ日であることを祝って、8月8日に開催されました。
第3回 世界ねこアート コンクール展
開催場所：アート空間スカーラ
- 画廊所在：（名古屋市中区大須3丁目40-32、ループビル2F）。
- 開催期間：2023/8/8（火）～13（日）。
- 開催時間：AM11：00～PM5:00（最終日はPM4:00）。
作品募集、概要
第3回世界ねこアートコンクール展の作品募集ポスターです。
写真：2022年8月開催、大賞作品と島田加寿子さん・河村市長。
- 応募期間：2023/4/1～6/30.
- 作品主題：猫が入っていればOK！北斎の様に新鮮な創造性が入っていたらさらにgood!
- 参加費用：1点3000円、＊一人3点迄。
- 作品サイズ：キャンパスF6サイズ。
受賞者発表
第3回世界ねこアートコンクール展の受賞者発表ポスターです。
- 特別大賞（賞金10万円）2本：ウクライナの少女たち・国立台湾師範大学間k理24人のアーチスト。
- 優秀賞（賞金3万円）：下記3名。
- 準優秀賞（賞金1万円）：下記3名。
- 奨励賞：下記18名。
- 審査員賞：下記4名。
- ねこ特別賞：下記5名。
展示作品紹介
受賞作品
・・・作者のお名前は、敬称略で掲載します。
特別大賞、2本
ワシルキワシカ・マリカ（9歳）
国立台湾師範大学関係24 のアーチスト（鐘有輝他）
鐘有輝：白脚 White Feet
優秀賞、3名
呉慶澤（韓国）
絹谷與師子
秋里真奈美
準優秀賞、3名
服部直樹
須藤誉利恵
伊藤栄
奨励賞、18名
奨励賞以下は、受賞者の一部記載の許容及び末尾「出展作品全体」を合わせて参照いただければ幸いです。
高橋愛那：招き猫の日常
山本忠弘：猫に小判
小嶋史子：かくれ猫
中田世津子：市長つり上げる猫
野崎 緑：猫面
鈴木知子：大須ねこカフェビュー
福岡寛美：タングルキャット
橋本波枝：如何に生きるか
牧るみ子：NYANN？
藤崎増男：名古屋まるはち猫
佐藤きらら：集合
長房一洋：天使の友達
高綱公子：風神
佐山智恵：未来永劫続くよ、ニャゴヤ
近藤愛子
嶋田尚典：ねこたち
上条美香：猫がネコにねこりたかった
古川京子：猫嶽三十一景
審査委員賞、4名
＜山田審査員賞＞
加藤和歌子：憩う
島田加寿子：一緒に踊りましょう
＜杉藤審査員賞＞
金子 直：偽北斎「花猫図」
金田ゆみ子：2匹の猫
ねこ展特別賞、5名
笹川彰：歌舞伎猫浮世絵刺繍絵図
立石朋美：富嶽三十六景甲州石班澤捕鯛図
鈴木奈美
水原和希：おから猫
倉掛京子：大須千手猫
出展作品全体
小学生の作品紹介
＜五野上さん姉妹＞
会場で目を引いたのは大勢の大人に交じって展示作品を熱心に観賞している子供二人でした。
付き添いのお母さま曰く、五野上愛衣さん（小学4年生）と五野上舞衣さん（1年生）姉妹でした。
子供らしいのびのびとした猫の表情、その中にも力強さと温かさを感じました。
五野上愛衣：夜の猫達
五野上舞衣：おかあさんとこねこ
＜五藤美杏さん＞
表彰式の8月11日、小学5年生の五藤美杏さんとお母様にお会いしました。
五藤美杏：金のシャチホコ
名古屋城を背景にキャンバスに向かい、金のシャチホコを描いている少女。
赤い着物に細かく丁寧に描かれている柄が印象的でした。
＜子供の展示会作品を観て＞
私が小学4年生の時、全校の絵画コンクールで特選をいただいた事を思い出しました。
それによって、少なからず絵画に自信がついたように思います。
子供にとって成功体験は、小さくても「心の支えになる」と今でも確信しています。
会場全体の作品
画廊のキャパからして出展153点の作品が、壁面一杯に展示されています。
展示作品の配置の関係で受賞作品等との掲載のダブリ、
及び展示作品すべてを網羅出来ない点を許容いただければ幸いです。
鈴木洋子：北斎と仲間たち
永幡民子：猫が洞浪裏
渡会千枝：全部見とるでね
長房一洋：3点の展示作品
台湾の出品者と作品
表彰式の8月11日、大勢の台湾の出展者の方々も訪れ、表彰式が盛大に行われました。
台湾のメンバーをスタッフが大須の街を案内、散策後11時からの表彰式に来場されました。
陳苾文：「萌虎」撲蝶福氣来
葉永慈：Cats are Liquid
謝鶯鶯：Curiosity
林辛儒：青草香 Herbal fragrance
展示会場で記念撮影
展示会場にて、鐘有輝先生と事務局山田先生を台湾の出品者が囲んで記念撮影。
写真（2023/8/11):台湾の出品者、中央は鐘有輝先生と山田先生を囲んで（アート空間スカーラ）。
その他
本展示会についての新聞記事と事務局の作品評を紹介します。
新聞記事
・・・「世界猫アート展」が新聞に取り上げられましたので、その記事を紹介します。
写真：名古屋を考える美術家の会事務局、山田彊一氏。2023/8/8、中日新聞）。名古屋・大須 作品展きょう開幕
「世界猫の日」と名古屋市の記念日「まるはちの日」が、ともに八月八日である。
これにちなんだ「世界ねこアートコンクール展」が8～13日、
同氏中区大須三のギャラリー「アート空間スカーラ」で開かれる。
大須を世界的な猫の街に
大須の街を世界的な猫アートの場にしようと、現代美術家の山田彊一さん（85）＝同市東区＝らが
「ねこ×北斎」をテーマに掲げて始め、今年で三年目。
国内外から絵画や版画など153点の応募があり、会場には全作品を展示する。
特別大賞、2点について
特別大賞には、戦場のウクライナから名古屋に避難してきたワシルキワシカ・マリカさん（9歳）と、
国立台湾師範醍教授の鐘有輝さんが選ばれた。
マリカさんは「正義のねこ」と題し、かわいい猫と「I LOVE！」の文字、
ウクライナの国旗を色鉛筆で描いた。
国旗には、ロシアのプーチン大統領への怒りの言葉を書き入れた
鐘さんは、足の白い黒猫が茂みの中にたたずむ姿をシルクスクリーンで情感的に表現した。
世界とこれからの大須
大須は「矢場の化け猫」など猫にまつわる伝説が多い上、
江戸時代の巨匠、葛飾北斎が滞在し、巨大だるま絵や富嶽三十六景の制作をしたとされる。
今年の応募は昨年の1.5倍に増え、山田さんは「東京や大阪からの出品も増え、
韓国などからの応募もあり、認知度が高まってきた。大須を、世界の猫画の拠点にしていきたい」と話す。
展示会は13日まで、午前11時～午後五時（最終日は午後四時）、（2023/8/8、中日新聞）。
事務局、作品評
今回の「世界ねこアートコンクール展は首都圏からの応募者も増えて全体で昨年の1.5倍ほどになり、
ねこ画の様々なスタイルが見られました。
それに加えウクライナの子供たち、台湾の教授や美大生等24人の出品、
韓国や中国からも作品が送られてきました。
ウクライナや台湾はグループとしての作品であったため個人賞は出しづらく、
国単位の賞としました。
たくさんの作品で会場が狭くなりますが、イタリヤやギリシャ等のコンクール会場も狭いところが多く、
それで盛り上がっているところが多々あります。狭さはお許しください。
外国からの旅行者が名古屋に多く訪れるよう、名古屋をねこ展で盛り上げ、
ねこ展と名古屋市や大須とのコラボも考えています。
猫の美術作品としては世界レベルとなっています。（事務局：山田彊一氏）。
第3回 世界ねこアート コンクール展のまとめ
・・・人間のペットとして世界中で愛される猫、
そして日本の浮世絵作家で世界的に影響を与えた葛飾北斎。
この猫と北斎の二大コラボで、大須そして名古屋を世界に発信したいとの強い思い。
その強い意思で立ち上げた「世界ねこアートコンクール展」。
画廊を埋め尽くし、壁面一杯の作品を前にしてそのパワーを感じました。
国内はもとよりウクライナ・台湾・韓国からの応募もありました。
私は、今回初めて出展し奨励賞をいただき貴重な経験をしました。
人種・国別・年齢に制限のない「世界ねこアートコンクール展」展示会でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
