・・・第101回「春陽展」2024年が、愛知県美術館ギャラリーで 開催されましたので展示作品を紹介します。
第101回 春陽展:絵画・版画
国立新美術館
- 開催日、4月17日(水)~4月29日(月)23日(火)休館日
- 開催時間、10:00~18:00最終日は15:00迄。
愛知県美術館
- 開催日、5月14日(火)~5月19日(日)
- 開催時間、10:00~18:00、金曜は20:00。 最終日は16:30迄。
宝塚市立文化芸術センター
- 開催日、6月13日(木)~6月18日(火)
- 開催時間、10:00~18:00入場は30分前まで。
展示作品紹介:絵画・版画
春陽会賞
・・・受賞作品を出品目録を基に記載しました。絵画部・版画部の順です(出展作家敬称略)。
絵画部
植村友哉:岸壁のマチエール
太田利徳:移ろう時2024-1
版画部
小坂啓偉子:擁24-2
奨励賞
絵画部
浅川正章:週末の地図Ⅱ
稲垣朋子:響Ⅰ
鵜飼冴子:空間Ⅱ
大塚 弘:division
加藤順子:PainyⅡ
川端陽子:水のゆくえⅣ
クニイマリコ:REMINDER
古閑良隆:亀裂
佐々木芳子:いきもの日記2024
田口玲子:ふるりる2
長谷川千津:生きるⅡ
室町克代:縁の下の力持ち
山村泰雄:石標
藁科美穂:無言の音2024ー静ー
版画部
辻 義弘:Underware Annealed H9
永幡民子:Self interview’24-2
<ご参考>
山崎英子:彼方のヒカリXⅥ
山本かつ江:光の組成23-2
宇文籐玥 :死骸
尾崎明美:裸木
会友賞
絵画部
石本和子:やさしい時間
岩瀬治美:こどもの情景
大木利子:埠頭Ⅰ
大澤正信:ひねますのたりⅠ
七里榮一:竜宮窟 春の陽
吉澤孝広:岩長姫と木花咲耶姫
版画部
福岡幸一:日本一長寿のナシの樹(日面紅)老樹のナシが実をつなぐ
麓 絵理子:Way
山田麻意:In the valley he restore my soul
中川一政賞
絵画部
小池 悟:楽園
岡鹿之助賞
版画部
彦坂 陞:青の世界ー11
SOMPO美術鑑賞
絵画部
ブレンドレ ヨーグGUAYABA’24-1
会員推挙
絵画部
荒木祐一:KENROKUEN Ⅱ
岩瀬治美:会友賞に記載
鵜飼冴子:奨励賞に記載
クニイマリコ:奨励賞に記載
古閑義隆:奨励賞に記載
田口玲子:奨励賞に記載
山村泰雄:奨励賞に記載
藁科美穂:奨励賞に記載
版画部
田中洋子:Poem indigo 33
則 千代子:”仮面族のパフォーマー”
受賞作品以外の作品
・・・受賞作品以外の作品を記載しました。絵画部・版画部の順です(出展作家敬称略)。
杉藤哲正:四角いもの
杉藤万里子:悲愴
<ご参考>
シルクスクリーン:杉藤万里子。個展、伍人展、春陽展、その他。
船戸郁子:記憶の行方X
飯田陽子:困惑する現代人B
<ご参考>
飯田燿子(シルクスクリーン)個展、展示作品紹介。名古屋市民ギャラリー矢田、その他
若狭陽子:プレコ33才(1)
<ご参考>
鏡味 満:物流の助人(賞候補)
加藤和歌子:雨の日の記憶Ⅱ(賞候補)
故、大心吉成氏:心象風景No1
その他
新聞記事(その1)第101回春陽展名古屋展
写真:具象、抽象の個性的な絵画が並ぶ展示に見入る来場者=名古屋・栄の県美術館ギャラリーで(2024/5/16、中日新聞)。第101回春陽展名古屋展
・・・美術団体「春陽会」の第101回春陽展名古屋展が、名古屋・栄の県美術館ギャラリーで開かれています。
絵画と版画からなる展示では中部地区で最も規模が大きい公募展。
8階のギャラリーの9室を使い、304点を展示した。19日まで。
展示作品のうち120点が東海3県の会員と会友、一般公募作品で、残る184点は全国の会員、受賞者らの作品。
具象、抽象など個性的な油彩、水彩画や技巧を凝らした版画が並ぶ。
絵画の部で奨励賞に選ばれた長谷川千津さん(刈谷市)の「生きるⅡ」は、
争乱や天災で荒れた大地が画面の上方に行くに従って浄化する。
よく見ると、キリンの体がモチーフになっている事が分かるユニークな画面構成だ。
版画の部で奨励賞の永幡民子さん(安城市)の「Self Interview’24-2」は、焼いた紙を貼ったり、
接着剤も使って凹凸を付けたりする複雑なコラグラフの技法を使い、自身の心の内を表現した。
春陽会中部支部事務所主任の長谷川光一さん(名古屋市緑区)は、
「春陽会がどんな会なのか知ってもらえる代表的な作品や、力強さを感じさせる作品など、
部屋ごとに特色を持たせた」と展示に工夫を凝らしたことをアピールし、来場を呼び掛けた。
入場料は一般900円で、大学生以下無料(2024/5/16、中日新聞)。
新聞記事(その2)春陽会100年、前半50年の歩み
1952年(大正11)年発足の洋画の公募団体「春陽会」の前半50年を振り返る企画展、
「春陽会誕生100年 それぞれの戦い」が25日、碧南市音羽町の市藤井達吉現代美術館で始まる。7月7日まで。
春陽会は再興日本美術院の洋画部メンバーと、岸田劉生(1891~1929年)ら草土社の中核を中心に発足。
しかし、劉生の暗い色調を会の特徴にすることに一部が反発し脱会、25年には劉生も抜けるなど混乱した。
日本志向の中堅と欧州帰りの画家の対立、終戦直後の世代交代などを経る歩みは、
日本の洋画がすそ野を広げながら確立される様を象徴している。
展示は「岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」をテーマに100点程度で振り返る。
劉生の「憧女図(麗子立像)」、中川の「向日葵」、岡の「窓」のほか、
小杉放菴の「羅魔物語」、木村荘八の「私のラバさん」など代表的な作品が並愛欄絵画ぶ。本の挿絵もある。
内覧会が24日にあり、あいさつした春陽会の入江観さんは、
「個人個人が自分の道や内部を深める各人主義が春陽会の特徴。その歩みを見て欲しい」と話す。
同館の木本文平館長も「戦後の洋画界の主流となった画家の歩みが良くわかる」と来館を呼び掛ける。
東京、栃木、長野を経た巡回展で、碧南が最後。観覧料は一般千円、高校・大学生600円、中学性以下無料。
月曜定休。問:同館=0566(48)6602。
第101回 春陽展:絵画・版画の同館のまとめ
・・・新聞記事には、美術団体「春陽会」は絵画・版画では中部地区で規模が大きい公募展と紹介されました。
同会が発足してからの前半50年を振り返る企画展、「春陽会誕生100年 それぞれの戦い」が5月25日、
碧南市音羽町の市藤井達吉現代美術館で開催されます(7月7日まで)。
筆者は、全国的な規模の団体としては、国展・春陽展・院展・二科展・
現展・光風展・水彩連盟展・板画院展などの展示会鑑賞が主です。
出展は、水彩協会展・版画伍人展・火耀会展に毎年出品しています。
全ての団体で、年々高齢化が進み出展者がの減少及び若手の出品者増加が課題ですが、
健康の許す限り創作活動を続ければと思っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。