アート

山陰の旅:神﨑神社、境港、江島大橋、由志園、その他

 

・・・ゴールデンウィーク直前、2泊3日の旅行に出かけました。第一日目は、姫路城(兵庫県)・鳥取砂丘のコース。

第二日目は、掲題の山陰コースを巡った後、足立美術館を観賞し終了。

最終日の三日目は、出雲大社・古代出雲歴史博物館を巡りましたので記事にしました。

この記事が参考になれば幸いです。

山陰の旅

山陰の旅

・・・2泊3日の旅、第一日は姫路城・鳥取砂丘の後、第二日は、掲題の山陰の旅コース、神崎神社→境港→江島大橋→

由志園そして足立美術館と巡りました。

最終日は、出雲大社・古代出雲歴史博物館と見聞満載の旅でした。

後期高齢者の仲間入り以降、日本列島で未訪問の地を巡りたいとの思いもありこの度の旅行となりました。

神﨑神社

神﨑神社

・・・神﨑神社(鳥取県)は、日本一の龍の彫刻が見事、琴浦町の「荒神さん」で親しまれています。

2024年の干支は辰(龍)!龍にまつわる神社で開運を願ってみましょう。

日本一の龍の彫刻(長さ16m)

日本で最も長い龍の彫刻は「拝殿」の「向拝」に立ち、その時天井を見上げれば、なんと16m!

7枚の欅の板に「願いをかなえて叶えてくれる」と伝わる如意宝珠を持ち、威風堂々とした姿で身をくねらせています。

写真:日本一の長さ、16mの龍の彫刻。

 

パワースポット

写真(2024年/月):上部三本の爪で抱えられている宝珠。

 

そのため「神﨑神社の龍の宝珠の真下で祈ると願いが叶う」という言い伝えが。

「向拝」(ごはい)に立つと龍の宝珠の真下に赤丸印が在ります。そこで参拝しましょう。

写真(2024年4月):龍の持つ宝珠の真下のパワースポット赤丸が目印。

 

拝殿の彫刻

他にも竜宮城や唐獅子牡丹など、あちこちに壮麗な彫刻が彫られています。

竜宮城

 

向拝左柱の唐獅子・牡丹

 

向拝右柱の唐獅子・牡丹

 

神﨑神社のご祭神と歴史

神崎神社のご祭神はヤマノタノオロチで有名なスサノオノミコト、地元の人々は「荒神さん」と呼んでます。

神社の起源は室町時代ともいわれていますが、最も古い記録は江戸時代の元禄15年(1702年)です。

写真:かっての賑わい(昭和55年=1980年)

 

三宝大荒神

家内安全・海上安全・牛馬の守護神として地元はもとより島根、岡山、広島方面などにも多くの崇敬者があった。

旧暦の毎月28日には、種苗・農具の市がたち、かっては2月の「雛荒神」には、臨時列車が運行され多くの参拝者で賑わった(神﨑神社案内書)。

波止のまつり花火大会
写真(2023年):例大祭にあわせ、7月27・28日の2日間にわたって開催される(琴浦超HP)。

また毎年7月28日の例祭「夏祭り」(波止の祭り)は、大漁旗がはためく船御幸が勇壮である。

 

鳥取県指定文化財第一号

昭和27年(2015年)県指定文化財第一号、本殿・拝殿ともに見事な彫刻が施されています。

向拝(ごはい)の天井の彫刻(龍他)も、同年同二号に指定されています。

また「県民の建物100選」にも選ばれています。

写真、神崎神社本殿:屋根葺き替え完了(平成27年=2015年)。

 

境港市

境港市(さかなと鬼太郎の街)

・・・境港市は、長さ約20kmの大砂州である「弓浜半島」の北端に位置し、三方が海に開けています。

  • 人口:32774人(男15819人、女16965人)
  • 世帯:15365世帯(令和5年3月末)。

境港市歴

<環日本海オアシス都市を目指して>
地図

秀峰「大山(だいせん)」を背景に、風光明媚な白砂青松の海岸線を有しています。

昭和29年に境町が周辺の渡村・外江町・上道村・余子村・中浜村の5か町村と合併して「境港町」になり、

昭和31年4月に「境港市」として市制を施行しました。(ネット情報)。

境漁港

境漁港は、漁獲高の伸びが著しく、昭和48年には特定第3種漁港の指定を受けました。

特定第3種漁港は全国約3千ある漁港のうち13港だけが指定を受け、水産拠点として位置づけられた漁港です。

まき網漁業は本市の漁業の中心的な役割を担っています。

*まき網漁業

大きな網で魚群を囲い込み、海中で網の口を絞り込みながら巻き揚げ、網に入っている魚をすくって漁獲する。

夜間に投光して魚を誘い集めることが多い。

沿岸漁業では船の大きさは5〜40トン、船団の規模はさまざま(ネット情報)。

「東アジアのゲートウェイ」境港(さかいこう)は、日本海側の物流・人流の拠点として、

中海・宍道湖・大山圏域の活性化と日本経済の発展に大きく貢献しています

米子鬼太郎空港

2,500メートルの滑走路を有する中海圏域の中核空港で、地域の経済・観光を支えています。

東京便、(ソウル便、香港便、上海便は現在非運航となっています。)

鬼太郎の巨大オブジェ

鬼太郎の巨大なオブジェが、お土産センターの入り口に建立。

近くの等身大のネズミ人間?がかわいく見えました。

江島大橋

江島大橋は「ベタ踏み坂」

・・・江島大橋は「ベタ踏み坂」と名付けられた坂は、鳥取県境港から島根県松江の江島に渡る橋です。

観光地図:右上にかかるのが江島大橋、中央は江島。

 

テレビCM(=島根県側から撮影)

島根県松江市八束町から鳥取県境港市渡町へ中海をまたいで結ぶ、日本一長いPCラーメン橋(250m)です。

全長1,446.2メートルで、5千トン級の船が下を通れるよう最上部は高さ約45メートルに達します(平成16年)。

*ラーメン橋

橋の桁と足が一体化し、門のような形の骨組みをラーメンといい、ドイツ語のRahmenからきた言葉です。

山間部谷間の橋梁や高架構造によく用いられます。

連続ラーメン構造は、耐震性が高く、地震の多い日本ではよく使用されています(ネット情報)。

ラーメン橋図解

ラーメン橋図:下方が連続ラーメン構造(鹿島建設)。

 

由志園

観光地図:右上は江島、中央は大根島。

由志園(ゆうしえん)

・・・由志園は、江島大橋を渡り松江大根島の中にあります。

牡丹苗の産地(日本一)で、大根島にある日本庭園で有名です。

写真は牡丹が年中咲く牡丹の館。

池一面にボタンを浮かべる「池泉牡丹」は、GWに開催します。

牡丹の館
由志園:牡丹の館イベント
由志園:牡丹の館ではたくさんの牡丹が飾られ、人気投票(下部半券が人気投票券、裏に住所氏名記入欄)開催中。
写真:牡丹の館の入園チケット、下部半券が人気投票券。

大根島と江島

・・・文字は言葉からの当て字が多く、「蜛蝫(たこ)島」を「太根」と当て字をあてはめ、

更に「大根」としたと考えられる。

このようにして「蜛蝫島」が「だいこん島」となったと考えられる。

出雲風土記(現代語訳)

蜛蝫島(大根島)

蜛蝫島(大根島)は周囲9,800メートル、高さ9メートルある。

昔のことをよく知っている老人の伝えによると、出雲郡の杵築の御崎に1匹の「たこ」がおった。

そこへ1羽の天羽々鷲(羽の広い大鷲)が来てその「たこ」を捕らえ、飛んできてこの島に止まった。

それで「蜛蝫(たこ)島」というのであるが、今の人はこれを謝って栲島といっている。

この島は土地が肥沃で、島の西のほとりに松が2株あるが、その他は、かや、はますげ、おはぎ、

ふきなどの草が生い茂っている。(この島は牧場となっている。)この島は陸地より1,600メートルほど離れている。

むかで島(江島)

むかで島(江島)は周囲2,900メートル、高さ約6メートルある。

昔のことをよく知っている老人の伝えによると、「蜛蝫島」にいた「たこ」が、「むかで」をくわえてきて、

この島に留まっていた。それで「むかで島」というのである。

この島の東の辺りには神社がある。

それ以外はみな民家である。この島は土地が肥沃で、特に桑や麻を豊富に産する。

世間で「島の里」と言われている所である。

島は本土の津から1,250メートルのところにある。

島から伯耆国の会見郡に属している夜見島(弓ヶ浜半島は当時島であった。)に至るまでの間には、

岩盤が続いていて、長さは約1,100メートル、幅は107メートルばかりであるが、きわめて浅いので、

乗馬で往復することができる。潮の満ちた時は、深さ74センチばかり、潮の干た時は全く陸地のようである(ネット情報)。

その他

足立美術館・出雲大社他

・・・今回の旅行二日目の最後は、足立美術館でした。

同記事は下記<ご参考:二日目>に掲載しました。

最終日は、出雲大社・古代出雲歴史博物館巡りでした。

同記事は下記<ご参考:最終日>に記載しました。

山陰地方を巡り、百聞は一見に如かずを実感する旅でした。ご覧頂ければ幸いです。

山陰の旅 のまとめ

・・・後期高齢者の仲間入りした以降、日本列島で未訪問の地を巡りたいとの思いもあり、この度の旅行となりました。

日頃、日本一の庭園「足立美術館」と国譲りの神話「出雲大社」巡りは、今回の旅で念願が叶いました。

しかしそれ以外、姫路城・鳥取砂丘・三朝温泉(接客食事)・神﨑神社(龍と彫刻)・境港・江島大橋、

大根島(由志園)・玉造温泉(接客食事)・古代出雲歴史博物館も強く印象に残っています。

世界地図で見れば日本の国土は狭いと思われがちですが、海・山・川・砂浜とバラエティーに富み、一様ではありません。

それに加え、気候も年間を通し四季がはっきりしており地方の文化も様々な特徴と独自性を持つています。

未訪問の地では「百聞は一見に如かず」を実感する旅でした。今後とも見聞を広げたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。